用法は、まず、経皮接種用BCGワクチンの生理食塩水懸濁液をつくり、上腕外側中央に滴下し塗り広げ、管針を強気押し付けて刺創をつけます(いわゆる判子注射)。2週間後発赤、硬結がみられ、そのまま放置すれば跡はほとんど消えます。
接種時期は生後3ヶ月から4歳までに接種します.また、小学校一年、中学1年でツベルクリン反応が陰性の者は再び行なうことができます。翌年ツベルクリン陰性の場合は再接種します。効果は10年以上持続するといわれています。副作用として、発熱、リンパ節腫脹が見られることがあります。
しかし、諸外国、とくに米国などの先進国ではBCGを接種しない国がほとんどです(これはBCGが乳児以外では結核を防ぐ有効なワクチンであるかどうかは全く疑わしいと考えられていることが第一点.さらに,BCG接種によりツベルクリン陽性者が増加すると結核感染者と紛らわしくなるので,結核患者を見逃し,潜在的な結核患者を増やす結果を招く点が第二点.以上の考えに基づくもとのと思われます.すなわち,大多数のツベルクリン陰性者の中に陽性者が見つかれば,この人は結核感染者である確立は極めて高く,患者を見つけやすい[まるで抗酸菌染色と一緒ですね].さらに,この患者を徹底的に治療すると結果として感染の広がりを抑え,また,ツベルクリン陰性者を増やし,また見つけやすくなるということです)。このような国では学校で進級する際にはツベルクリン検査を行ない、陽性者はX線撮影などの結核検査を行ない、結核菌に現在感染していないことを証明しなければ登校を許可されません。つまり、BCGで陽転したものでも、ツベルクリン検査が陽性であれば基本的に結核菌感染があるとみなされます.BCGのことなども全く知らない場合がほとんどですので、これらの国に赴任した場合,ツベルクリン陽性者は結核患者並に扱われますので注意が必要です。